UCO キャンドルランタンを改造して手のひらサイズのオイルランタンを作った。
特徴
- 手のひらサイズのオイルランタン
- ロウソクより大きい炎
- 暗所でもオイル残量が見やすい
- 揺らしてもオイルが漏れない
- 瓶を入れたまま仕舞える
材料
ほとんどのパーツはドラッグストアやホームセンターで調達できる。
- 大正漢方胃腸薬(30 ml)
- C タイプアンカー M8(ステンレス)
- 袋ナット M8(ステンレス)
- ハードロックボルト M8(ステンレス)
- ゴムパッキン 直径 28x 内径 23x 厚さ 2mm(耐熱ではないけど今のところ耐えている)
- 3mm グラスファイバー芯
- 隙間テープ(ダイソー)
手順
- M8 アンカーのネジ部分を金属ノコギリで切断して断面をヤスリで整える
- キャップに印字されているラベルをヤスリで削りとる(任意)
- キャップの裏に張り付いている液漏れ防止シールを剥がす(熱で溶解するため)
- キャップの内側からドリルで穴をあけ、棒やすりでネジが入るサイズまで広げる
- ネジをキャップに差し込む
- ゴムパッキンをキャップの裏にはめ込む
- ハードロックボルトでネジの両側を固定する(レンチ等を使用して強く固定する)
- 芯をボルトの中に通す(テープで芯の先を固定するとやりやすい)
- 袋ネジで封をする
- 切断した隙間テープをランタンの底面キャップに巻きつける
- 瓶をランタンに差し込み底面キャップを締める
使用法
- パラフィンオイルを 4/5 ほど入れてキャップを締め、オイルが芯の先に浸透するまで 15 分以上放置する
- 芯の焦げている部分を 1mm 前後、それ以外の部分を 1mm ほど露出させてほぐす
- 芯に火を付けてホヤを上げる
- 使わないときはオイルを抜く(オイルが入ったままだと毛細管現象で染み出してくる)
🔥 燃焼時間
- 3-4cm の炎で 2-3 時間
- 最大 3 時間 47 分
製作メモ
UCO キャンドルランタンの寸法 (mm)
筒の経 | 筒の長さ | 筒口(上) | 土台経 | キャップ内径 | 筒露出長 |
---|---|---|---|---|---|
35.0 | 92.45 | 20.0 | 32.5 | 41.7 | 9.0 |
やってみたい
- 内径が 18 ~ 21、太さが 2mm 程度で耐油性のあるパッキンを試す
- M8 ボルトが通り、外径がガラス内径に近い低めの瓶を探す
- ガスケットで密封?
失敗例: M6 ボルトは微妙
ネットで広く紹介されている M6 ボルトを使う方法だと、炎がロウソク並に小さくなってしまった。あまりオススメできない。